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2011年4月24日 (日)

「野球人の錯覚」(加藤英明、山崎尚志)


「ファインプレイで流れが変わる」「フォアボールはヒットを撃たれるよりも悪い」「ピッチャーが出塁すると次のイニングのピッチングに影響する」など、一見疑問の余地が無いような事象が本当に立証されるのか分析したユニークな本。

プロ野球の公式記録をデータベース化し、分析ツールと共に球団やメディアに提供しているデータスタジアム社の全面協力の下、誰もが疑わない野球に関する前提を実際の数字を用いて因果関係を解き明かしていく。

「数字を用いて」というと複雑な公式や表が次々と出てきて飽きそうなイメージを持つかもしれないが、複雑な式などは皆無であり小学生でも問題なく理解できる内容である。

「ロジカルシンキング」「クリティカルシンキング」のビジネス本が多く存在し、「前提を疑う」のが基本中の基本であるが、いかに野球では根拠の無い感性だけの思い込みだらけであったか思い知らされた(私自身幼少の頃から野球一筋)。
コアな野球ファンであればあるほど、かなりの衝撃を味わうことが出来る。


これをきっかけにセイバーメトリクス(野球を客観的根拠または証拠により分析する手法)に踏み込んでい頂ければ、もっと野球の面白さが広がると思う。


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