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2011年5月13日 (金)

楽天野球団のシークレット・マネージメント たった5年で成し遂げた奇跡(島田亨)


楽天野球団の社長による球団創設時から、ブラウン監督就任発表までを社長としての視点で球団の取り組みを振り返っている内容。

チーム強化についてと黒字化経営に向けたスタッフサイドという、経営者としての立場から田尾監督や野村監督交代の理由など、経営判断に至った根拠についても触れている。


リクルートを経てインテリジェンス創業メンバーであり、マネジメントの経験を持つが野球界においては素人である。
プロ野球を利益を生むビジネスにするために、ビジネスライクに仕事をしているイメージが付きまとうために、野球ファンからは必要以上に勘違いをされることが多いかもしれない。

しかし、一年目に黒字化したことが他球団にどれほどのインパクトを与え、パリーグを中心に親会社のプロ野球に対する考え方を大きく変えた実績はあまりにも大きい。
ここからプロ野球の球団経営の在り方は大きく変わった。

※大坪正則氏の「パ・リーグがプロ野球を変える 6球団に学ぶ経営戦略」に詳細が書かれている。


もう少し踏み込んだリアルな現実を書いて欲しかった気もするが、それは次回に期待したい。

また、ブラウン監督を就任させた理由までは書いてあるが、その後一年で契約破棄をして星野監督就任に至ったプロセスも今後是非伺いたい。


ベンチャー企業では理念をもとに事業展開をしていくが、上場企業はもちろん上場準備の段階でも短期的な利益が絶対に求められるために、乱暴かもしれないが利益になるのであれば朝令暮改があっても仕方がない部分はあると思う。

その感覚とプロ野球ファンの感覚はなかなか相容れないこともあるかと思うし、ファンには今回のように本を利用するなりウェブでも何でも良いが、決断に至ったプロセスを少しでも可視化してくれることを期待したい。

それだけ経営が期待されている球団であると思う。



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