バスケットボール

2011年5月11日 (水)

「意地を通せば夢は叶う!bjリーグの奇跡(河内敏光)」


bjリーグコミッショナー河内敏光氏による、リーグ設立の構想から設立までが描かれた本である。

Jリーグと違うのは、JABBA(日本バスケットボール協会)やJBL(バスケットボール日本リーグ機構)が発案したわけでも、サポートを受けた訳でもなく、一向に進まないプロ化に業を煮やして自らが立ち上げたということがよくわかる。


日本のバスケットボール強化とより一層の普及を目指して、信念を貫いて実現させた行動力と情熱に圧倒される。
Jリーグでは立ち上げ時、川渕三郎氏が「日本サッカー協会の重鎮達と喧嘩してでも日本サッカーのためにやり遂げる」と、その強い信念が周囲にも十分伝わっていたと元NHKスポーツ放送局長が仰っていたが、そのパワーを上回る執念が読んでいても伝わる。

企業スポーツの限界、そしてbjリーグが目指す地域密着の姿などもJリーグなどを参考にしながら、理念を元にどのように戦略に落とし込んでいるかも理解できる。


スポーツ業界で活躍する人達は、とにかく実現させるための情熱が段違いに強い。改善する、改革する、事業を立ち上げるとはどれほどのモチベーションと執念が必要かということを、他の業種のビジネスに置き換えてみても参考になる。

2011年5月 9日 (月)

「琉球ゴールデンキングスの奇跡(木村達郎)」

日本のプロバスケットボールリーグであるbjリーグを舞台にした、沖縄に本拠地を置く琉球ゴールデンキングスの構想から設立、2年目でリーグ優勝を成し遂げた舞台裏をGMが記した本である。

資金面での苦労もさることながら、東京都出身の木村氏が沖縄県民に心を開いてもらうための努力、チーム運営や戦力強化のための人材登用など、情熱だけではなくマネジメントや人柄の面も読んでいて引き込まれてしまう。

Bjリーグ自体全国紙で大きく扱われることも無く、存在自体を知らない人は多いと思うが、「地域密着をするとは具体的にどのようなことか」、「なぜ沖縄なのか」「地元の人や選手・チームは何が得られるのか」と言うことが具体的にイメージできるようになる本である。


経済的な利益を超えた理念や目標を明確に持ち、ぶれことなく困難を乗り越えて進む姿から、「自分は今の仕事で何を残すことができるか、どのように社会に貢献できるのか?」を問いかけると共に、その重要性を教えてくれる良書である。


bjリーグや日本バスケットボール界の知識は一切不要であり、むしろ何も知らない人の方が良い衝撃を受けることで出来る。